昨夜オープニングにお邪魔したHILLSIDE TERRACE Photo Fair 2014で思ったこと
ここ最近の写真界の風潮なのか、元々そうであったのか分からないのだけれど、コンセプチュアルな作品がとても多い気がした。そういう作品は確固たる目的と、それを行う手段やプロセスなどがしっかりしているので、出来上がった作品はやはり日頃撮るカジュアルな写真とは一線を介していて、強い。(スナップに関してはもちろん本当に”強い”作品もあるが、やはりそこはビジュアル的な要素に依存しているのでまた違う。)
今回こういう写真のフェアに行けて本当に良かったと思うのは、作家さんから直々に制作意図と制作方法、その他もろもろが聞けたところ。なんとも贅沢ですね。今回印象に残ったのは、ある一冊の本をベースに何十枚もの8x10フォトグラムをWindows 98用の建築用ソフトで重ねに重ね、何とも形容しがたいすごいビジュアルの作品を作っていた川島崇志さんの作品。ご本人が説明をしてくれたのだけど、詳しくプロセスを聞けば聞くほど、どんどん目の前の作品に重みが増してくるのは、コンセプチュアルアートの醍醐味なのでしょう。感想を一言で言うと、「すげ。(笑)」です。
他にも、プリントだけでなく会場内で販売している写真集もそういうものが多々見られ、写真そのものだけでは伝えられないその他すべての要素を吸収しようとしたら最後には倒れるんじゃないかと思うくらい 体力を奪われちゃうね!
あぁ何だか長くなりました。
結局言いたいのは、私は基本ビジュアル的要素が9割を占める作品ばかり作ってきたけれど、次シリーズをやるならばもっとコンセプチュアルな部分を肉付けしたいな、ということです。アイデアはあるのだけど、まぁもう少しブラッシュアップが必要なのかもね
さあ寝ます。
野口五郎、
じゃなかった、英世氏もなんかひっくり返ってるし。