昨日の夕方、コーヒー屋さんの帰りに千歳船橋の街を歩いていたら
ふわ~っと揚げ物の香りがしてきました
十中八九、目の前の揚げ物屋さんからです
香りというのは不思議なもので
光のスピードで、記憶を呼び起こします
揚げ物の香りとともに呼び起こされたのは、16歳のときの時の記憶
生まれてはじめてしたアルバイトは、手作りお弁当が売りのデイリーヤマザキのお弁当製造係
おばちゃんばっかりの現場に、小娘がひとり
新規オープンだったため、老若男女全員同期
当たり前のように、他の高校生たちはふつうにレジ係
わたしはレジ係ではなくお弁当係を志願
「なんでそっちなの。」
名前も忘れた他校の男の子から聞かれた
『だって、料理おぼえられそうだし。』
変な顔をされた。
同じ年代の子達とレジでキャイキャイ言いながら仕事する代わりに、おばちゃん達の渦に飛び込み無言でせっせとチキンを揚げご飯をプラスチックの弁当箱に詰めていた私
当時からそんなやつだったから、今も家にこもって火力や時間のデータを取りながら珈琲を焙煎しているんじゃないかと思う
(ちなみにそのコンビニバイトで手に入れた能力は、ひとすくいで狙いのご飯のg数に近づけるという、かなり地味であまり役に立たない能力でした。)
コーヒーは本当に奥が深くて、これはどの分野にも言えるのかもしれないけれど、少しかじるとその100倍疑問点が出てくる
でもだからこそ、飽きずに取り組めるんだと
もちろん仕事の方も頑張っています
先月は今までで一番忙しかったです
フリーランスというのは単純で、仕事がないと「人生終わった」っておもうのですが、逆に仕事があると「人生すばらしい」って思うのです (アホのように聞こえますが、真実)
そんな先月は、素敵な広告の仕事を頂きまして
いろいろ反省点はありましたが、それはもう学びも多くて、楽しかったです
とても緊張しますが、終わった後はその緊張がすべて達成感に昇華されるというか
webや雑誌の仕事では味わえないこの感じ、ぞぞぞっという
それに伴い新しいカメラを買いました(使わなかったけれど)
マキナ67 薄くて大きい可愛い子
それを首から下げていたら、知り合いから「サキエちゃんにすごく似合ってる」と言われてニンマリ
一番上の写真は、そんなマキナ67で撮った夏の空
シャッター音が、ガチャコンッって言うのがお気に入りです
あぁもう夏だね