数日前の夜、とあるトークイベントに参加した
あまり調べずに参加してしまったので、まさかの3時間という長さに耐えきれず、そもそも私はまったくお呼びでないような内容で、その場でもらったコップ赤ワインを飲んだら欠伸が30回くらい出るしもう眠くて眠くて仕方なかったせいもあり、居眠り防止としてスマホを触っていた(すみません)
そうしていたら、ちょうどオランダに住む友人からのメールが舞い込んできた
「先日のJulian Lageのライブは本当に本当に素晴らしく、五感をフルに使って堪能してきました。(中略)おすすめした日本の Cotton Clubでのライブを見に行かないであろう咲ちゃん… 本当にもったいない...!!!」
どうせ見にいかないんでしょ?ほんともったいないんだから….と言われたのがくやしくて、そのままメールを読み終わる前にコットンクラブのwebサイトに飛ぶ
『(なになに、Julian Lage…
え。
今日? ていうか今この瞬間やってる?
……
あ、明日もやってる
夕方と夜の2部…どっちでもいいけど夜にしとこう(ポチり)』
先日も書いたとおり、引くくらいに決断までの迷いが無い(考える力がない)私はこの日も例によって何も考えず行ったこともないコットンクラブのコンサートチケットを購入。6800円、高いのか安いのかもよくわからない。実を言うとコンサートに行くのは生まれて初めてだ(ここが一番引くところだったりする)
そんなこんなであくる日一人でコットンクラブへ(丸の内だった)
街はイルミネーションでクリスマスのゴリ押しだった 早すぎやしないか
テーブルで知らない兄ちゃんと向かい合って、1時間のショーのために、1時間半スタンバイする
正直、誰かと一緒じゃないとなかなか暇だ
両隣の女性たち(2人組x2)の話し声に加えて彼女たちが食べているフルコースの料理の音や香りが気になって読み物にまったく集中できない 白身魚のソテー美味しそうですね
向かい合っている兄ちゃんも同じく居心地が悪そうだ
わかる、わかるよ
なんなら男性である分、私より居心地が悪いかもね
でもここで「友達になりましょう」とか話しかけるのは多分アウトだからやめておこう
そんなこんなで苦行のような90分を経てようやくお目にかかったJulian Lage (と、Chris Eldridge)
なんというか、すごかった
すごくて 可愛かった
心から楽しそうに演奏するJulian
同じく楽しそうだけど、恍惚とした表情で彼を見つめるChris
演奏はともかく、彼らの表情を見ているだけでこっちがドキドキしてしまった
こんなに幸せそうな顔ができるほどの何かを見つけた彼らはキラキラしていてとても羨ましかった
演奏に関しては、なにかJulianがものすごいことをやっているのは何となく分かっても、それが具体的にどうすごいのかが全然わからない でもすごいから目が離せない 音が遠くて近くて、毎回質が全然違う 指なんてギターと一体化しているらしい
Chrisもステージ上にいることも忘れて真顔で彼のプレイを食い入るように見ていた
そして「oh my… (まったくこいつは…)」とでも言うように苦笑いで頭を左右に降る
そういうのをみて あぁ いいなぁと
次はもう少し音楽の理解力を上げて行くか、理解力の高い人にくっついて行こう
でも素敵な夜だった
メールを送ってくれた友達に感謝